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歯医者さんが教える!虫歯治療を終えた後に起き得ること

投稿日:2023年3月27日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol485)

 

「虫歯の治療が終わった、やったー!」

と喜んだものの、

「そういえば治療したところがしみるなあ・・・」

ということが起きたりします。

これには主に3つの可能性があります。

 

1つは、虫歯を取った後に詰めたりかぶせたりすることで装着したときの

材料による刺激の可能性。

 

2つめは、詰め物やかぶせ物を介して、冷たいものや温かいものの温度刺激が

歯の神経にまで伝わる可能性。

 

3つめは、歯の神経に炎症が起きているために冷たいものや温かいものの温度刺激

に対して敏感になっている可能性。

 

まず、1番目ですが、これは時間が経てば落ち着きますので原則として

心配は無用です。

 

2番目は、特に金属製の詰め物やかぶせ物においては起きる確率が高いです。

ただ、これも時間が経てば落ち着くことがほとんどです。

 

問題は3番目。

虫歯になった歯の神経は、大なり小なり、必ず炎症を起こしています。

 

そのうち、大半は虫歯を取りきれば、時間と共に炎症は自然治癒していきます。

ですから、治療後にしみていても、長くても2か月、3か月しみていても、

回復傾向がはっきりしているならば、多くの場合は大丈夫なようです。

 

しかし、3か月過ぎてもしみる状態が続いている場合は、

歯の神経の炎症が自然に治らない可能性が高くなります。

 

また、しみる傾向がどんどん悪化している場合には、

残念ながら治療前の時点で、歯の神経が既にやられてしまっていた、

というサインである、

と考えるのが賢明です。

 

その場合は担当医とご相談の上、歯の神経を取ったほうが良いかもしれません。

 

 

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