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歯医者さんが教える!歯髄保存療法(VPT)の難しさ②

投稿日:2023年12月1日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol573

 

私を頼ってこられる患者さんの多くが

次のどれかに当てはまることがとても多いです。

・虫歯を長期にわたって放置している場合

・ズキズキした症状が過去にあった、もしくは今現在進行形で起きている

・歯がすごくしみる

これらのいずれかに当てはまる場合、

実は歯髄保存療法(VPT)の対象外。

すなわち、歯の神経を保存することができません・・・。

 

ただ、

「治療前からそんなことを言われても、

私はとにかく神経をなるべく取りたくないんです」

という患者さんも中にはおられます。

 

その場合は治療前に必ず

「歯の神経を取らないようにチャレンジしてみますが、

歯の神経が残せない、と判断したら自動的に歯の神経を取る処置(根管治療)

に移行します」

ということにご同意いただかなければなりません。

 

歯髄保存療法の施術を中途半端に止めてしまうと、痛みがひどく出てしまう確率が

とても高いからです。

必ず区切りの良い所まで進めなければなりません。

 

また、歯髄保存療法(VPT)自体も古くて新しい治療法でもあります。

 

現在の先端の施術法は

おおざっぱに言えば

ラバーダムをした上で、顕微鏡をのぞきながら

完璧に虫歯を取り除き、MTAセメントを使用する

というものです。

 

ただ、残っている歯の神経組織が健康でなければ意味がないのです。

 

保険診療の範囲内において昔から行われている歯髄保存療法は

虫歯を取って神経を保護する薬剤(水酸化カルシウム製剤が代表)や充填材を

入れて行う、というものですが、先進諸国ではもう完全に時代遅れ。

 

しかも成功率が低いです。(時間が経つと痛みが強く出てきたり、歯根の先が膿んでしまう)

 

歯髄保存療法の良い点、悪い点というものがありますので

よくよくご理解されてからご検討ください。

 

 

 

世田谷区・千歳烏山で歯髄保存療法・歯髄温存療法(VPT)を行う歯医者

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