歯医者として20年の積み重ね
投稿日:2022年6月16日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol350)
私の診療のアシストについていたうちの衛生士さんが、
「先生、仮歯を作るの、速いですね」
と言ってくれました。
まあ、確かに速いかもしれませんね。
たとえばこの症例。
前歯が何度も欠けるため、セラミックのかぶせ物をすることになった方です。
<治療前>
<その日の治療後>
麻酔、形成(歯の形を成型)、仮歯作成、装着まで1時間強でした。
今回は事情により事前の準備は一切無しです。
この仮歯は私がその場でゼロから作ったものです。
実は、このようにゼロから仮歯を作る先生は少数派なのです。
仮歯を作るなら、多くの場合、
他の先生は歯の形成といって歯の形を整えた後は
一般的には歯科衛生士さんにバトンタッチして、
仮歯を作ってもらいます。
当院ではそういうシステムではないので、
担当の先生が事前に歯型を採っておき、歯科技工士さんに
作ってもらった仮歯の内面だけ歯に合わせ直す、
という場合が多いようです。
私もケースに応じてそういう場合はもちろんありますが、
その場で作ることもよくあります。
このその場で仮歯を作るスタイルは、当院でも、今や私だけになりました。
この作業の場数は他の先生に比べて圧倒的に多いのだろう、
だから速くなったのだろうな、と思います。
まして大学を卒業して以来20年、ずっとこういう
仮歯を作る作業を自分で行う習慣があるのですから、
それはやはり20年の経験のおかげだろうと
自分では思っています。
本当に1つ1つは小さいことの積み重ねです。
若い先生方にはこういう考え方が好まれないのですが、
私はコツコツ修練し続けよう、と20年経った今でも思っております。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■