歯医者さんが教える!ラバーダム防湿の効果
投稿日:2023年2月22日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol469)
ラバーダムを使った治療を受けたい、と希望されて
受診される患者さんがいらっしゃいます。
ラバーダムって何?という方は次のイラストをご覧ください。
このように、歯に留め具をかけた上で、ゴムのシートを拡げる方法です。
このラバーダム防湿の長所は
①治療しやすい
②患者さんも楽なことが多い
③安心安全
の3つ。
①治療しやすい
これは治療対象の歯が明示されるためです。
場面によっては治療対象外の歯も露出させますが、
それでもかなりわかりやすくなります。
頬、舌、唾液も排除されますので、③の安心安全にもつながるのです。
結果的に治療時間が短くなる場合もよくあります。
特に威力を発揮するのは根管治療。
また、頬や舌の圧力が強い患者さんや、唾液量が非常に多い患者さんの
治療においても高い威力を発揮してくれます。
さらに、私の場合はラバーダムを
ヨードにて消毒しますので
(※先生によって消毒するしないの違いや、消毒のやり方も全く異なる場合あり)
全身手術に準じた清潔な状態で施術できます。
②患者さんも楽なことが多い、という点で一番わかりやすいのは
ラバーダムをかけられた患者さんの多くが治療中に寝てしまうことでしょうか。
ラバーダムはこのように良いことづくめのように見えますが、実は欠点もあります。
①保険が効かない
②閉所恐怖症、口呼吸、不安が強い患者さんの場合、
逆にラバーダムによって不安が増大して装着しつづけられないことがある
③ラバーダムをしてしまうことで得られなくなる情報もあるので
全ての処置で行えば良いというわけではない
ただ、最初はラバーダムできないかも、という患者さんの中でも、
工夫次第で意外とできてしまうケースもよくありますから
ご相談ください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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