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歯医者さんが教える!歯に亀裂が入ったら?②

投稿日:2023年2月20日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol468)

 

歯医者さんで治療を受けたら、

「歯の中に亀裂が入っています」

と言われる場合があります。

 

この場合、次の2つに分かれます。

亀裂が歯の神経にまで入り込んでいない状態で

かつ歯の症状もない場合

→ひとまずは大丈夫と判断してもらえるでしょう。

 

亀裂が歯の神経にまで入り込んでいる場合

→お口の中の細菌が亀裂を通して歯の神経にまで

侵入しており、しかも自然回復できない炎症が

歯の神経に起きている可能性がとても高いです。

 

たとえしみる、痛い、などといった症状が今はなくても

実は問題を起こしていると考えたほうが良いでしょう。

 

また、亀裂が歯の神経の部分まではもちろんのこと、

さらにその先の根管と呼ばれる部分の奥まで入り込んでいるなら

かなり厳しい状態と言えます。

 

しかし、全ての亀裂を発見することは必ずしも可能ではありません。

それが例えマイクロスコープであっても、です。

 

本当にダメな場合は、

マイクロスコープで根管治療を行っても

違和感が残る、痛みが取れない、腫れが再発してきたなど

といった不快症状が残ってしまいます。

 

この歯根に亀裂が入った場合は、ほとんどの場合で抜歯だと

言われることでしょう。

 

それを承知の上で、ギャンブルにはなりますが、

亀裂が入っていることを承知でマイクロスコープを使った根管治療を

行い、歯の温存をご希望される患者さんもいらっしゃいます。

 

その場合の注意点は2つです。

①治るかどうか?は事前にはわからないので、もしかすると治療しても

結果的に抜歯になる可能性が高いこと(それがいつになるか?も分かりません)

 

②マイクロスコープは自費診療ですが、保証がないので返金されません。

もし抜歯になったらその分の費用は余計にかかってしまうこととなります。

 

それらを了承された患者さんの中で、例えば下の写真のケース。

歯の奥まで亀裂が入っており、前の歯医者さんでも抜歯宣告されていた歯です。

 

術前のCT

術後のCT

このような奇跡的な回復を遂げたケースも実はあります。

(詳しくは当院ホームページの「治療例紹介」(根管治療)をご覧ください)

 

長期的にはダメになることを承知の上で、どうしても歯を抜きたくない、

という患者さんはチャレンジを考えてみても良いかもしれませんね。

 

 

世田谷区・千歳烏山でできるだけ歯を抜かない歯医者

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