歯医者さんが教える!根管治療における肉眼と顕微鏡の違い
投稿日:2022年12月2日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol431)
根管治療が必要になった、という場合に、
肉眼(保険診療)で行う方法と
顕微鏡(マイクロスコープ)(自費診療)で行う方法の
2つの方法があります。
私の患者さんの多くは、
なるべく歯を抜かないために顕微鏡で行う根管治療を希望して
治療を依頼して来られる方が多いですが、
そうでない方も少数ですがいらっしゃいます。
その方々からいただくよくある質問の1つが、
「2つの方法で何が違うのか?」
です。
一番は治療の成功率。
顕微鏡による精密根管治療の経験を12年積んできて、
つくづく思うのは
肉眼治療との圧倒的な差です。
(具体的なデータは過去の記事で何度かご紹介しておりますので
ここでは割愛します)
同じ「根管治療」と名前がつくのに、
全く別次元の治療だと感じています。
精密根管治療は歯の中を正確に観察しながら施術できるので
ほとんどの場合は確信を持って歯の中をきれいにできているな、と
思えるのです。
もちろん歯根が曲がっていると見えない部分は発生します。
しかし、神経の入り口(根管口)が確実に把握できて、適切に対処すれば
見えない部分も補って余りあるくらいの成果を出すこともできるため、
精密根管治療の優位性が成り立っているわけです。
2つ目の違いは治療費。
精密根管治療と肉眼治療ではかなりの差があるのも事実です。
それだけ材料費、設備費、労力と時間を膨大に投じるからこそ起きた差です。
ただ、金額の差以上の価値ならびに効果があります。
海外だと、
インプラントを極力避けるために歯を温存したい、
という考え方はある程度共通していますが、
歯をできるかぎり残すための
処置として精密根管治療は価値あるものである
という認識が一般的です。
具体的な金額は当院ホームページの料金表をご覧ください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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