歯医者さんが教える!セラミック治療の利点と欠点
投稿日:2023年3月15日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol479)
たまに患者さんから、
「セラミックは金属よりも歯を削るのですよね?」
と聞かれることがあります。
一般的にはその通りで、これがセラミックの欠点でもあります。
セラミックは金属と違って、どうしても脆弱な面があるため、
一定以上の厚みを確保しなければなりません。
そのためには、金属の場合に比べて歯をプラス0.5mm以上(※)
多く削らなければならないのです。(※セラミックの種類によって若干変わります)
ただ、全部の症例でそうとは限りません。
たとえば虫歯が深かった場合には、歯を削る量の違いに差が出ない場合も実際にあるからです。
一方、セラミックならではの利点というのもあります。
まず、色が白くて自然です。(金属ではどうしても実現できません)
それから、歯の強度を向上させる効果があります。
これは金属や、同じ白い材料であるハイブリッドセラミックスでは実現できない効果です。
そして最後に、虫歯になりづらい、という点です。
もちろんこれには条件があります。
前提として、セラミックを入れる前に虫歯をきっちり除去していること、
セラミックを装着する時の消毒ならびに接着操作を正しく厳密に行うこと、
装着後は正しいセルフケアと定期的なメインテナンスを継続すること。
少なくともこれら3つが必要となりますが、
患者さんにできるのは最後の3番目くらいですね。
でも、これも意外とできていない方が多いので、知っておかれると良いでしょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■