歯の神経をなるべく取らない治療法(歯髄保存療法(VPT))⑥|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

新型コロナウィルス対策について

月~土曜日まで毎日20時半まで診療

予防専用ルーム完備

低侵襲な歯科治療

天然歯の保存にこだわり

お問い合わせ

マイクロスコープを用いた精密治療対応

03-5315-1188

東京都世田谷区南烏山 5-19-10 賀茂ビル2階

歯の神経をなるべく取らない治療法(歯髄保存療法(VPT))⑥

投稿日:2023年6月28日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol512)​

 

虫歯治療において、虫歯がかなり深かった時に

歯の神経を取らずに保存(温存)する治療法がVPTと呼ばれています。

VPT、と一言で言っても、虫歯を取りきった時に

1.歯の神経が露出しなかった

2.歯の神経が露出した

の2つの場合に分かれます。

 

1.歯の神経が露出しなかった

 ケースの数としては非常に多いです。

 

 ただ、

「歯の神経が露出しなかった」からといって

「歯の神経が大丈夫」とは限りません。

 

実はミクロの世界において、歯の内部=象牙質には

象牙細管

という細い管が大量に存在します。

 

専門的には、象牙質が露出した時点で歯の神経が露出した、と考えるべき

という考え方すらあるのです。

 

専門用語で、象牙質歯髄複合体なんて言い方があります。

 

要するに、

歯の神経(=歯髄)と、歯の内部の象牙質は一体として考えるべきだ

ということなのです。

 

実際に、

象牙質に到達した虫歯がある場合は

歯髄にまで虫歯菌が到達しており、歯髄に何かしらの炎症が必ず起きている

と考えるべきなのです。

この見解は、

イタリアのリクッチ先生が、実際に虫歯になっているヒトの歯を抜いて

光学顕微鏡で徹底的に調査した研究結果に裏付けられたもので、

今や常識となりました。

 

だから、

「歯の神経が露出しなかった」からといって

「歯の神経が大丈夫」とは限らない

ということを頭に入れて、治療後の反応がどう出るか?

も同時に考えていく必要があるのです。

 

世田谷区・千歳烏山でVPT・歯髄保存療法・歯髄温存療法をする歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

トップへ戻る