根管治療における痛み・腫れの原因②
投稿日:2020年2月27日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol28)
いわゆる「根の治療」(根管治療)を週1、あるいは2週間に1回とかの
ペースで何か月もかけて治療している方がたまにいらっしゃいます。
中には根管治療をしているのに一向に治らない、という方もおられます。
こういった方々に私がまずお聞きするのは
①1回あたりの治療時間はどのくらいですか?
②肉眼での治療でしたか?それとも顕微鏡を使った治療でしたか?
の2点です。
①の治療時間、これも重要なんです。
お聞きすると必ずといっていいほど
「10分」「15分」、せいぜい「30分」程度
という答えが返ってきます。
10分、15分、30分だとどう問題なのでしょうか?
時間から考えて保険診療で行われている一般的な内容です。
ここでその診療の時間配分を考えてみましょう。
1.最初の2~5分(?話が長い人は10分、20分、もっと??)
患者さんのお話を聞く時間が最初必要です。
2.治療
3.治療後の説明2~5分(?話が長い人はもっと??)
1.と3.の説明ならびに患者さんのお話を聞くのに4~10分程度を要します。
ということは、
診療時間が10分の場合、患者さんのお話を聞く時間も説明する時間はゼロ~6分。
診療時間が20分だとして、治療時間を10分としてようやく治療前後の会話に5分ずつ。
一方、歯の大きさは1~2センチ弱。
まして根管は1mm程度だったりします。
しっかり治すとなると、この短い時間では困難なのです。
もし根管治療を続けているのに一向に良くならないようであれば、
この辺にもヒントがあるやもしれません。
(もちろん他にも原因があるはず)
世田谷区・千歳烏山で専門的な根管治療をする歯医者をお探しの方は
こまい歯科にご相談ください。
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