精密根管治療により抜歯宣告を受けた歯が復活
投稿日:2022年11月14日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol422)
他の歯医者さんで抜歯しなければいけない、と言われてしまった歯でも、
実は助かるケースは結構あります。
一方、やっぱり助からないケースもそれなりにあります。
中でも、歯に亀裂が入ってしまったケースはほぼ絶望的です。
しかし、それでも患者さんとご相談し、お互いにチャレンジした結果、
歯を残せたケースもいくつかあります。
たとえばこちら。実は重大な問題点がこの写真の歯にあるのですが、
わかりますか?
正解は・・・
黄色と赤色の矢印の部分に破折線が入っているのです。
特に赤矢印の方の破折線は、根管の深くまで続いていました。
こういうケースで、違和感、痛み、膿が出る、腫れているなどの症状が
ある場合には、一般に精密根管治療をしても治らない、とされています。
しかし、このケースでは、患者さんと一緒に頑張って治療した結果、良くなりました。
その辺の詳細は症例コーナーに掲載しましたので、そちらをご確認ください。
他にも、
治療前は赤い部分に大きな病変があって、ずーっと違和感が続いていたケース。
赤い部分が病変です。
治療直後は、当然ながらレントゲン写真上でも病変部分は黒く抜けたままですが・・・
時間が経つと、黄色の丸部分が白くなっています。顎の骨が回復した証拠です。
抜歯宣告されても、実は精密根管治療なら助かるケース、というのは
ありますので、参考にしてみてください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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