矯正治療中に詰め物やかぶせ物は治せるか?|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

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矯正治療中に詰め物やかぶせ物は治せるか?

投稿日:2024年1月24日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol589

 

先日、他歯科医院で矯正治療中の患者さんで

「古い詰め物が浮いているような感じがするから治療してほしい

とのご依頼がありました。

この患者さんもそうですが、どういうわけか

矯正主治医の指示や依頼がないにも関わらず

そのようなご要望をもってこられる方が意外とおられます

 

実は、それは依頼される側の歯医者さんとしてはとても困ることなのです・・・

 

まずは矯正主治医の先生と必ずご相談の上、

その先生がどの場所をどのように処置することをご希望されるのか?

必ずお手紙に書いてもらってからそれをお持ちの上で当院を受診してください。

 

ちなみに私自身も矯正治療はたくさん行っていますが

もしこの患者さんが自分が担当する患者さんだったとしても

痛み・腫れ・欠けた・はっきりした虫歯がある

という場合以外には積極的に治療はしません

(仮に治療するとしても、矯正治療後に再治療する可能性もあります)

 

歯列矯正にはワイヤー矯正マウスピース矯正の2つがあります。

 

ワイヤー矯正の場合、主に歯の外側に矯正装置とワイヤーが装着されます。

(舌側矯正の場合は主に歯の裏側に装置が着きます)

 

もし詰め物が入っていた場合、その詰め物と装置が接着している場合には

非常に困ります。

 

詰め物を詰め替えるということは、原則として詰め物をすべて外すわけです。

ということは、詰め物と矯正装置が接着していたら

矯正装置も一緒に外れてしまうではないですか?

 

また、歯列矯正治療中は歯の位置やかみ合わせが刻々と変わっていきます。

そのため、これから歯が動くであろう範囲を全く無視して、

今この瞬間の位置において詰め物を作らざるを得なくなります。

 

しかし、それは最終的に歯並びが整った際には

精密にかみ合わさることなど望めない場合もあるのです。

 

マウスピース矯正も上記とほぼ同じ理由です。

また、マウスピース矯正の場合は詰め物を外す前の状態に合わせて

マウスピースを作るものです。

途中で歯の治療をしてしまうと、もう今後のマウスピースは

精密には合わなくなりますし、下手をすると使えなくなる恐れもあります。

 

だからそれらの点も要注意なのです。

 

矯正治療をご検討の方、現在矯正治療を受けている方におかれましては

これらのことを事前によくご理解していただければと思います。

 

 

世田谷区・千歳烏山で歯列矯正の経験豊富な歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

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