認知症専門医が指摘する歯と認知症の関係
投稿日:2021年8月23日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol211)
先日、日本の製薬会社が米国でアルツハイマー治療薬の新薬アデュカヌマブが
6月7日に承認を得た、というニュースが流れましたね。
しかしこのお薬、とっても高いようです。
なんと年間約610万円・・・。
一方、日本の65歳以上の方々において、
認知症予備軍だけで28%、
すなわち862万人
もいるのだそうです。
しかし、認知症を安く予防する方法というのは実は既にあります。
それは
歯医者さんに定期検診に行くことと、
セルフケアをしっかり行うこと。
たったこの2つだけです。
(どちらか1つだけでは効果が不十分です)
歯がダメになる原因は主に3つで、
虫歯
歯周病
歯根破折
です。
このうち、虫歯と歯周病は感染症なのでかなり予防ができるのです。
岐阜県の有名な認知症専門医・長谷川嘉哉医師は歯のケアや治療をすると
認知症が改善されたケースをたくさん経験されたこともあり、
ご自身のクリニックに歯科も併設されたそうです。
認知症は程度の差もありますが、家庭がかなり悲惨な状況に陥りがちです。
何より、私達自身が、時の概念を失って、自分が今どこで何をしているのか?すら
わからなくなるのです。
そうではなく、いつまでも健康に楽しく人生を全うするためには
やはり脳の健康は絶対重要ですよね。
そしてその脳の健康を支える基礎として、大きな柱が歯である。
長谷川医師はこう警鐘を鳴らされておられます。
大事な歯。
コロナ禍でお口の状態が悪い人がとても増えました。
将来、日本でも認知症が増えないかと心配しています。
せめて1年に1度でも歯医者さんに行って検診と歯の清掃を受けましょう!
という方はこまい歯科までご連絡ください。
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