歯医者さん自身も自分に入れたくなるセラミック③
投稿日:2020年7月17日
カテゴリ:スタッフブログ
今日は歯を作る名工・西和田氏がどう考えて歯を作っているか?
簡単に解説していただきます。
西和田氏から**************
インプラントの場合、天然の歯に入れる土台に相当する
アバットメントというインプラント用の土台を作製します。
△コンピューター上でアバットメントの設計をしているところ。
この設計を元に、機械に指示して金属を削りださせて製作します。
インプラントは天然の歯と違い、
歯根膜という薄いやわらかいクッション材がありません。
そのため、
かぶせ物と土台のフィットの精度、
セラミックがわずかに欠ける可能性など
に注意して歯を設計しなければなりません。
先生方が入れたインプラントの位置、
アバットメント、セラミッククラウンの金属部分の設計、
そして反対の歯とのかみ合わせなど、
諸々総合した上で、いかに安定させるか?を常に考えております。
メタルカスタムアバットメントは
既製アバットメント(=既製品)と全く違います。
CADを用いた角度の調整や厚みの設定が可能なため、
咬み合わせの圧力に対し、回転や動揺に抵抗した設計が
可能となります。
つまり、
メタルカスタムアバットメントは
オーダーメイドの土台。
歯が安定しやすい設計が可能ということです。
***************
西和田さん、ありがとうございました。
インプラントをこれからしようとお考えの方、
インプラント手術を終え、いよいよ歯を入れようとお考えの方
にとっては少しは参考になりましたでしょうか?
次回はこの土台の上にかぶせる
セラミックのかぶせ物の製作写真も
公開予定です。
という方はこまい歯科までお問い合わせください。
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