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歯医者さんが教える!マウスピース矯正のできること・できないこと

投稿日:2022年7月6日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol360)

 

コロナが流行しだしてから2年が経過し、すっかりマスク生活となっていますね。

 

そのせいか、私に矯正治療の依頼も以前に増して増加しました。

また、広告の影響からか、マウスピース矯正を既に知っておられ、

相談されるケースもかなり増加しております。

 

ただ、お気をつけください。

 

広告を見ると、まるでどんな歯並びでも治せます!といったようなことを

平気でうたっているところがずいぶん多いです。

 

しかし、抜歯しなければいけないケースをマウスピースで治すのは

絶対ダメです。

 

まだ今のテクノロジーではそこまで追いついていないからです。

 

巷では先生の実力次第でできる、みたいな話も出ていますが、

残念ながらそれはデマです。

 

実際、他の医院で抜歯してマウスピース矯正をした患者さんを既に

私は3人診ましたが、みな同じ結果に陥っていました。

 

それは、奥歯が噛めていない、ということです。

 

前歯は一見するときれいに並んでいるように見えます。

 

しかし、単に並びが整っているだけであって、

噛み合わせは無視しているのだろうか?と思わざるを得ませんでした・・・。

 

どうしてこういう結果になると思いますか?

 

歯を抜いたら、抜いた場所に向かって前歯を後ろに引っ張ります。

その際、奥歯をテコにするのですが、力負けして奥歯が前に傾斜してしまうのです。

 

矯正歯科治療はずいぶん前から、「矯正力はできるだけ弱い力にしましょう」というのが

トレンドになっています。

 

むやみに強い力をかけてしまうと、歯根吸収が予想以上に進行したり、

奥歯が傾斜したり、あるいは歯並びから外に飛び出すなどのトラブルが

起きやすいからです。

 

一方、マウスピース矯正の本場は米国です。

米国は多民族国家ですが、主に白人や黒人など、歯が長い人が治療対象です。

 

ところが日本は黄色人種が多く、歯根が短い傾向にあります。

 

だから力を弱くしないと、白人達に比べて失敗しやすいのですが、

米国の会社からしたらそんなことは知りません・・・、

というのが実情なのでしょう・・・。

 

いずれにせよ、できることとできないことは明確です。

 

決して見た目だけを気にして安易にマウスピース矯正を考えないように

しましょう。

 

本当にマウスピース矯正が適しているのか?よく検討されたほうが良いです。

 

 

世田谷区・千歳烏山でマウスピース矯正・ブラケット矯正をする歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

 

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