歯医者さんが教える!歯を残す最終手段・意図的再植編②
投稿日:2024年3月6日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol610)
根管治療をしたけれど、再発してしまった・・・。
そうなったらどうするか?が問題になります。
この場合の選択肢は2つないしは3つ。
1つは、歯根端切除術。もう1つは意図的再植術。
そして残る1つは、過去に行った根管治療が肉眼で行ったものであったなら
精密根管治療をしてみる、ということです。
まず歯根端切除術ですが、
これは歯肉を切り開いたうえで歯根の先の病巣にアプローチする方法です。
基本的には前歯から奥歯まで可能です。
ただし、切除しようとする歯根の場所、あるいは状況によっては
施術できない場合もあります。
2つ目の意図的再植術は、
いったん問題の歯を抜いて、お口の外で直接悪い部分を削り取った上で
セメントを詰めてから元の位置に戻す、という方法です。
歯根端切除術に比べると患者さんの負担は意図的再植術のほうが
相当負担は少ないですが、どちらが良い、悪い、という単純な話ではありません。
意図的再植術は場合によってはそのまま抜歯となってしまうリスクを伴いますので
最後の手段とお考えください。
それから3つ目の
過去に行った根管治療が肉眼で行ったものであったなら精密根管治療をしてみる
というのは実は一番多いケースで安全かつ治る確率も比較的高いものです。
やはりなるべく意図的再植のような最後の手段を取らなければいけない状況にならないよう
最初の根管治療の時に、可能なら精密根管治療を選択するのが吉でしょうね・・・。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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