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歯医者さんが教える!マウスピース矯正で失敗しないために④

投稿日:2025年1月29日

カテゴリ:ドクターズブログ

千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol732

 

マウスピース矯正、意外と見落としがちなのが次の4つです。

①マウスピース矯正といってもいろんなメーカーのものがあり、

それぞれで特徴が異なる

 

②アタッチメントという装置を歯につけなければいけない場合がある

 

③メーカーによっては歯を削る(=IPRする)のが

だいたい当たり前になっていることがある

 

④マウスピース矯正だとかみ合わせを整えるのが難しい場合がある

 

当院でもマウスピース矯正は行っておりますが、まだ発展途上の技術と考えており、

矯正歯科学会の声明どおり、適応ケースはかなり慎重に見極めるように

しております。

 

また、過去の患者さんで一番多い失敗が「めんどくさくなって途中で止めてしまう」でした。

 

そのため、矯正に使うマウスピースを全部製作するのではなく、

3ステップないしは5ステップ先まで

としています。

 

また、そもそもマウスピース矯正をする患者さんの多くが

歯に装置を直接くっつけたくない、

とお考えのようです。

しかし、アタッチメントと呼ばれる装置を歯に装着するシステムを選んでしまうと

「こんなはずではなかった・・・」

となってしまうのではないでしょうか?

 

それから、IPRと呼ばれる、歯と歯の間を削って抜歯を回避したり

歯を動かしやすくする、という手法があります。

 

IPRが良くないとか良いとかではありませんが、

原則はできるだけ歯を削らずに歯列矯正をしたいところです。

 

この辺も、メーカー、あるいは先生によっては

IPRするのが大前提になっている場合もあります。

 

最後の、マウスピース矯正でかみ合わせを整えるのが難しい場合がある、

という点も注意が必要です。

 

ですから、マウスピース矯正に安易に飛びつく前に、

どういうゴールを目指すか?によって、

マウスピース矯正が本当にあなたに向いているのか?

それともワイヤー矯正の方が向いているのか?

をしっかり見極めた方が良いでしょう。

 

そのためにも担当の先生とよくご相談されることを

おすすめいたします。

 

 

 

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