歯医者さんが教える!できるだけ歯を抜きたくない方へのアドバイス⑤
投稿日:2021年5月12日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol164)
今日は次のようなケースについて。
4.歯があまり残っていない(短い、小さい)/虫歯を取ると歯があまり残らない
イメージは次のレントゲン写真のような感じでしょうか。
黒いところは全て虫歯です。
実際の虫歯は、レントゲン上よりも2~3mm先まで進行していることが多いです。
すると、たとえばこのレントゲンに移っている残骸状の奥歯も、虫歯を取るとさらに
歯がなくなってしまうわけです。
下手すると1cm以下の長さになるかもしれません。
仮に1cm強ちょっと歯が残ったとしても、将来どうなるか?を考えると
大変厳しく、いつダメになるかわからない、という状態と言えましょう。
ただ、もしその歯が前歯だったらチャレンジしても良いかもしれません。
まして、前歯どうしが噛まないかみ合わせ(これを開咬といいます)の場合は
かみ合わせの負担がとても少ないはずですから、むしろチャンレンジする価値大いにあり、
となりましょう。
しかし、奥に行くにしたがって厳しくなっていきます。
シンプルに、奥に行くほど咬む力が強大になっていくからです。
構造的に脆弱なのに、強い力がかかり続けたらどうなるか・・・?
想像がつきませんか?
特に大臼歯と呼ばれる歯であれば、もう何が起きてもおかしくない、
というつもりで治療するかどうか?ご相談されるのがよいでしょう。
世田谷区・千歳烏山でなるべく歯を抜かない歯医者さんをお探しの方は
こまい歯科までご相談ください。
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