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歯医者さんが教える!歯髄炎に抗生剤は効くのか?

投稿日:2024年7月10日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol669

 

虫歯で歯髄(≒歯の神経)に炎症が起きることが知られています。

​患者さんの中には、

「抗生剤で歯髄炎を治すことができる!?」

と思い込んでおられる方がまれにいらっしゃいます。

 

答えはNOです。

歯髄炎に抗生剤は効きません。

 

ここで、中には

「いや、3MixーMP療法といって、抗生剤を歯髄近辺に入れれば

歯髄炎が治る、と聞いたぞ?」

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、これも答えはNOなのです。

 

それがYESなら、全世界で既に標準的な治療法として確立されているはずです。

 

しかし、このやり方は日本のとある先生が提唱して世の中に出てから

既に20年以上経過していますが、うまくいきませんでした。

 

世界では可逆性歯髄炎と呼ばれる、病原菌を取り除ければ治る状態の歯髄炎に対してのみ、

MTAセメントという特殊なセメントを併用して歯の神経の炎症を抑えて温存する、

歯髄温存療法(VPT:Vital pulp thgerapy)だけが唯一の治療法として

行われています。(しかもこの治療法はまだまだ未知な領域なのです)

 

では、なぜ歯髄炎に抗生剤が効かないのか?

 

一番大きいのは血流です。

 

歯の中の血流は、他の人体に比べてとても少ないです。

しかも、年齢とともに減っていってしまうのです。

 

だから免疫力がうまく機能しない場所とも言えます。

 

そのため、いったん歯髄に炎症が起こり、しかも可逆性歯髄炎ではない、となれば

歯の神経を取るしか方法がないのです。

 

遠い将来、抗生剤に代わるような、歯の神経を全回復させる薬、あるいは完全再生させる薬

が登場したら、歯の神経を取る治療はしなくてすむ時代が来るかもしれません。

 

しかし、今はそれはまだまだ夢物語です。

 

歯髄炎になったから抗生剤を服用するなんて全く意味がないのです。

 

皆さんにできることは、

もし歯髄炎で歯が痛くなったら鎮痛薬を飲んでその場をしのぎ、

できるだけすぐに歯医者さんに行く。

 

これしかないのです。

 

 

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