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根管治療における破折片リーマーと症状の関係

投稿日:2023年10月20日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol564

 

歯の神経を取る/神経のない歯の根の消毒の処置として

行われる根管治療。

その治療システム上、どうしても0%にならないのが治療器具の破折です。

 

しかもそれが歯の内部に折れて食い込んで残ってしまう、

ということも起き得ます。

 

歯医者さんなら誰でもそういう事故は起こしたくない、と思っているため

できる限りの注意は払っているのです。

 

でも治療システム上はどうしても起きてしまう。

 

患者さんとしては、器具が歯の内部に折れ残る、というのは困りますよね。

 

まして違和感が消えない、となると・・・。

 

しかし、

治療器具の破折と歯の症状は実は必ずしも一致しない

ということは覚えておきましょう。

 

根管治療で治そうとしている病気(歯髄炎、根尖性歯周炎)

の原因は細菌感染です。

 

だから理論上は細菌感染が無くなれば症状は消えるのです。

 

歯医者さんで使われる根管治療用の器具は基本的に滅菌されたものを

歯の内部(=根管)に挿入して使用します。

 

そのため

その滅菌された器具が折れ残っても

歯の内部の細菌感染が消えていれば

症状も消える確率が高くなります。

 

破折片リーマー、破折片ファイルと呼ばれる治療器具の折れ残りは、

根管治療において問題になることは確かにあります。

 

まずは基本の根管治療をしっかり行った上で、

破折器具を除去するのでしたら

精密根管治療以外には不可能です。

 

100%除去できるとは限りませんが、

お悩みの方はご相談されてみてはいかがでしょうか?

 

 

世田谷区・千歳烏山で精密根管治療に力を入れている歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

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