歯科における正しい新型コロナウイルス感染対策⑤
投稿日:2020年11月5日
カテゴリ:歯科のコロナウィルス対策
当院ではどんな簡単な処置であっても必ず診療前に
エタノールが含まれた消毒薬で
全患者さんにうがいしていただいております。
(※次亜塩素酸はうがいには危険なので一切使用しておりません)
もともとCDCガイドラインでも
歯科治療の前に必ず
うがい薬で口内を消毒することが大事
と明示されております。
今年のコロナ流行を受け、
当院では新型肺炎コロナウイルスに特に効く
エタノール含有うがい薬
に切り替えました。
(※うがいのできる小児ならびに
どうしてもエタノール含有うがい薬がだめな成人の方は
ポピドンヨード溶液をご使用いただいております)
これを知った患者さんから
「コロナ予防にもエタノール含有うがい薬は効くのですか?」
とご質問をいただきました。
まず、歯科診療におけるコロナ予防という点では有効です。
もしコロナにかかっている無症状の患者さんが受診された場合を想定しても、
口内のコロナウイルスが不活化されます。
そしてその効果は約2時間ほど期待できます。
だから、歯科診療におけるコロナ予防という点では有効となるのです。
しかし
一般家庭において、コロナにかかっていない方が
コロナにかからないよう予防するための効果を期待するならば
残念ながらそれは期待しないほうが良いでしょう。
唯一、口内が浄化される過程で口腔粘膜を溶かす歯周病菌の活動や量を減らす
効果はありますから、その結果としてコロナ予防に効くかもしれない、
というメカニズムは論理的には考えられなくもないですが、
実際問題としての予防効果は証明されておりません。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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