歯医者さんが教える!虫歯の再発ってどこから起きるの?
投稿日:2023年2月27日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol471)
患者さんから寄せられたご質問です。
Q:「歯を治したら、虫歯ってもうできないんですよね?」
A:「いいえ、残念ですがそうとも限りません。虫歯が全くない状態が長い方は別として、
それ以外の方々は、やはりどうしても虫歯が再発生してしまう確率があります。」
Q:「治した歯の内部から虫歯が発生するのでしょうか?」
A:「治した歯の材料によってもかなり左右されます。
特に銀歯、続いてレジンと呼ばれる白い樹脂状のプラスチックみたいなもので
治した場合は、虫歯の再発率がとても高い、というのが現状です。
また、治療した際に虫歯をしっかり取りきり、清潔な状態で
歯に詰め物やかぶせ物を消毒した状態で装着することも重要です。
ただ、虫歯をしっかり取りきるというのは案外難しい技術ですし
労力もかかりますので、私も常に細心の注意を払っている点でもあります。
それと、治した詰め物やかぶせ物が大丈夫であっても、ご自身の歯自体に
亀裂が入り、そこから虫歯菌が侵入していく場合もありますね。
最後に、一番起きやすい虫歯の再発はどこか?といいますと、
「歯」と「詰め物/かぶせ物」の”継ぎ目”です。
ミクロの世界では、この”継ぎ目”から虫歯菌たちが
侵入する糸口となりやすいです。
だからこそ、詰め物やかぶせ物の精度を高めることで、
虫歯菌が歯の内部に侵入するのをできるだけ防ぐわけです。
ただ、100%すき間が無くなることはあり得ません。
ではなぜ、それでも虫歯が再発せずに長持ちする歯が世の中に数多く存在するのか?
ひとえに、定期的なメインテナンス。そして同時に、自分自身でのセルフケア。
この2つがしっかりしていると、虫歯の再発は相当防ぐことができる。
歴史が証明していることでもあります。
を受けたい方はこまい歯科までご連絡ください。
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