歯医者さんが教える!歯の土台って何の素材が良いの?①
投稿日:2024年6月7日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol658)
歯の神経を取ったらほとんどのケースで必要になるのが
歯の土台です。
専門的には、「コア」と呼ばれています。
その種類はさまざまあります。
①金属(銀合金、金銀パラジウム合金、金合金、白金加金合金)
②レジン
③金属(真鍮)のネジ+レジン
④セメント
⑤グラスファイバー+レジン
の5種類です。
これらのうち、①~④が昔からずっと変わっていません。
⑤は、一般に「ファイバーコア」と呼ばれています。
これは2000年頃から普及が進み、今ではかなりの頻度で
使われています。
世界的な流れは、やはり金属をできるだけ歯に入れない方向となっています。
中でも歯の土台(コア)は、金属を使うのはできれば避けたい、
というのが正直なところです。
そんな中、⑤のファイバーコアはかなり人気があります。
元々ファイバーコアが無かった時代、コアの材質の主流は金属でした。
1990年代末頃、
私の母校・北海道大学に、技術に卓越していることで有名な
歯冠補綴専門医の先生がおられました。
その先生の当時の論文にもありましたが、
いかに歯と金属の土台を適合させるかが勝負だ、ということを
強調されておられました。
しかしそれでも、結局歯が折れてしまう、ということが頻発していたのです。
一般に、歯が折れると、抜歯しか選択肢がなくなってしまいます。
この歯が折れるのをできるだけ避けるために開発されたのがファイバーコアなのでした。
ファイバーコアといっても、いろんなメーカーから様々な種類が出ています。
当院では歯医者さんの間で最も評価の高いメーカーのものを使用しております。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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