歯医者さんで入れるセラミックはこうして作られる②
投稿日:2020年11月12日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol84)
歯医者さんにおけるセラミックの製作過程
を今日もご紹介します。
まず患者さんの歯型から作った模型にワックスを作ります。
次に、このワックスをコンピューターでスキャンし、
フレームをデザインします。
そして実際にコンピューター(CADCAM)で削りだして作ったのがこちら。
これらはジルコニアでてきています。
ジルコニア、女性の方はお馴染みかもしれませんね。
ジルコニアは人工のダイヤモンドとも呼ばれています。
化学成分は二酸化ジルコニウムで非金属に分類されます。
この患者さんは
金属アレルギーで首や手の皮膚が荒れる
という症状があったため
ジルコニアを選択されました。
▼正面から見たジルコニアフレーム
この時点でも歯と歯の間はすき間がありますし、
歯の色、形も不十分ですが
全く心配いりません。
これらはあくまで「フレーム」、写真や絵画の額縁みたいなものです。
ここから色付け用のセラミックを盛り上げていくのですから、
むしろその材料を盛り上げるスペースを
この時点で確保できていないと困るのです。
その作業はまた明日のブログでご紹介します。
なお、このフレームの色自体も適当に決めているのではなく
最終的な歯の色から逆算して決めていますので
ご安心ください。
こまい歯科までご連絡ください。
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