歯医者さんが教える!セラミックが合わない場合ってあるの?
投稿日:2022年4月20日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol323)
当院を初めて受診された患者さんで、
「前に通っていた歯科では、私の歯にはセラミックが合わない(向いていない)」
と言われた、という方がいらっしゃいました。
その方は金属アレルギーで悩んでおられ、途方に暮れておられました。
もちろんセラミックで治すのが難しいケース、というのはあります。
また、一番奥の歯や、かみ合わせが良くなくて歯の高さが確保できない場合には
セラミックには向いていない、というケースもあります。
ただ、それ以前にやり直しになるケースを数多く診ていると
「基本となる型」が守られていない場合には失敗する確率が高いように感じます。
(先生が型は知っていても、患者さんのお口の状態によっては
物理的制約があって、型通りにできない場合もあります)
歯の削り方1つとっても型(スペック)があるのです。
セラミックは特に厳密です。
また、セラミックを作る歯科技工士さんも、熟練度によって大きな差がありますが、
これもセラミック治療がうまくいくかどうか?を分ける分水嶺の1つとなります。
最後に出来上がったセラミックを接着する際にも
いろんなハードルがありまして、単なる物まねだけでは失敗してしまいます。
かみ合わせもしかり。
さらに難しいな、と思ったのは、
本家本元のやり方をもってしても、
100%成功するとは限らない、ということです。
この辺はやはり経験と知恵が物を言う部分ですね。
できるだけ失敗せず、きれいに、長持ちさせるために。
日々、小さな努力を積み重ね続けております。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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