歯医者さんが教える!できるだけ歯を抜きたくない方へのアドバイス④
投稿日:2021年5月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol163)
今日は抜歯宣告されやすいパターンその3です。
3.歯根の先に大きな病巣がある
単に歯根の先に大きな病巣があるから抜歯、ということではありません。
ただ、病巣が大きくなればなるほど、治りにくくなることが知られています。
また、過去にどんな治療をしてきたか?どういうことが起きてきたのか?
もヒントになります。
1度も治療していない歯なのか?
それとも何度も何度も治療を繰り返してきた歯なのか?
治療するたびに腫れあがったり痛みが強く出たのか?
症状がどのくらい続いてきたのか?
などです。
とりわけ、過去に何度も時間をかけて治療してきた、という場合は
非常に厳しいと考えられます。
これは裏を返せば、かなりの努力をしてきたのに治らなかった、再発した、
ということでもあるからです。
こういうケースは、たとえマイクロスコープで精密に治療したとしても
果たしてどこまで治るか?には疑問符がつきまとうはずです。
「通常とは違う何か」が歯の内部あるいは外部に起きているかもしれないからです。
だとすると、正攻法では治らないかもしれませんよね?
もちろん一言で言って「厳しい状態」といってもいろいろありますから、
もしかするとマイクロスコープ精密根管治療を行うことで回復する可能性も
あるかもしれません。
実際、そういうケースもあるにはありますので・・・。
さらにはその歯単独だけで考えるわけにもいきませんから、
全体も診ながら、どうすべきか?よくよく作戦を立てる必要がありましょう。
お探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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