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コロナで増えた?!歯根破折

投稿日:2023年7月24日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol525)

 

歯が折れた、という方が意外と多いです。

特に、コロナの流行が始まった2020年から今に至るまでの間において、

歯が折れた、という患者さんがだいぶ増えた感覚が私にもあります。

 

実際、このコロナ禍で、歯が折れた=歯根破折の件数は、

50%増とか、はたまた2倍増といったデータもあるそうです。

 

また、例えばですが、2021年2月のニューヨークタイムズ紙にも

こんな記事がありました。

"A dentist sees more cracked teeth.What's going on?"

(歯科医はより多くの破折歯を診ている。何が起きているのか?)

のタイトルの記事の中で、ある歯科医が

“I’ve seen more tooth fractures in the last six weeks than in the previous six years,” 

(私は、過去6年よりも多くの歯の破折を、過去6週間で診てきた)

と答えている記述がありました。

 

また、カナダのアルバータ大学のLiran Levin教授も

Dentists seeing more cracked and fractured teeth during pandemic

(歯科医はパンデミックの期間、亀裂と破折した歯をより多く診ている)

と指摘しておられました。

 

歯の破折の多くは

日々の断続的な咀嚼、

そして歯ぎしりや食いしばりといったブラキシズム(異常な噛む力)

によって引き起こされます。

 

コロナ禍は、始まった初期の頃は横浜のクルーズ船の騒動から始まって、

未知の感染症だったために致死率も2%近くあるのではないか?といった恐怖、

緊急事態宣言をはじめ、リモートワーク、3密回避、感染した場合の待期期間などなど、

すさまじい生活様式の変化や出来事が相次ぎました。

 

なにせ100年に1度の出来事なのですから、いろんな新しいストレスが

さまざまに降りかかってきたことと思います。

 

もちろん、それとは関係なく、生きているというだけでも本当に大変ですよね。

 

その両者が足し算されて、歯の破折が急増したのだろう、ということは

仮説として考えられますが、あながち間違っていないと思います。

 

歯の破折を見るたびに、この患者さんも日々いろいろ大変な思いをされておられるのかも?

と思うと、どうお声がけして良いものか?と迷ってしまいます。

 

せめて、治療を通して元気づけて差し上げられたら良いな、と思います。

 

 

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