歯医者さん自身が患者として後悔していること②
投稿日:2022年7月1日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol358)
私自身が患者として後悔していること、その2です。
それは銀歯を入れていたことです。
まだ10代だった当時の私は銀歯が歯にも身体にも良くない、とは露知らず・・・。
そして両親も何も知りませんでした。
(当時の歯医者さんからも説明がありませんでしたが)
しかし、いざ歯医者になっていろんなケースを経験すると、
銀歯がことごとく虫歯の再発オンパレード・・・。
岡山大学の森田教授らの1995年の調査でも、銀の詰め物やかぶせ物は
5~7年程度で寿命を迎える、という結果が出ています。
実際に自分が経験したのと一致していました。
私自身も例にもれず、銀歯から虫歯が再発し、
歯の神経を取らざるを得ない歯ができてしまったのです。
これがもし、銀歯ではなく
金合金・白金加金合金あるいはセラミックだったら、
歯の神経を取らずに済んだ確率が高かったろう、と思います。
これらの材質は医学的には
とにかく虫歯になりづらいことがわかっています。
一方、米国・ロサンゼルスに勉強に行った時、Drクリスピンは
自分の母親に金合金を入れたことを後悔している、
と言っていました。
ここは価値観といいますか、米国では白い歯こそ最上、とされているため
金合金はある意味で時代遅れと受け取られかねなかった、という文化的背景が
あるからなのですが・・・。
ただ、セラミックの弱点は半永久的に持つわけではない、ということです。
ガラスみたいなものですから・・・。
やがて再治療が必要になる時期がどうしても来ます。
しかし、私自身、両方の材質で自分の歯を治してもらいましたが、
白いセラミックの歯には大変満足しました。
白金加金合金も安心感は半端ないです。
もう取ってしまった歯の神経は二度と戻りません。
こればっかりは、後になってからお金をいくら出しても買えません。
人生100年と言われる時代になりましたが、あと50年近くを
自分の歯で過ごさなければならない、というのに・・・。
車や家などは壊れても修理が効きます。
でも歯はそう簡単にはいきません・・・。
歯の重要性を一番理解している職業に就いている自分自身、
最も後悔していることの1つです。
世田谷区・千歳烏山で長持ちするセラミック・金合金の治療をする歯医者
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