歯医者さんが教える!抜歯(その他外科処置)前に気をつけるべきお薬②
投稿日:2024年7月5日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol667)
お医者さんから出されているお薬の中に、注意が必要なお薬がありますので
必ず事前に担当医の先生にお知らせください。
昨日に続き、一般的に問題となりうるお薬を列挙しておきますね。
★血液をサラサラにするお薬
抗血栓療法 | 代表疾患 | 抗血栓薬(商品名) |
抗血小板 | 心筋梗塞、脳梗塞、狭心症など | バイアスピリン、パナルジン、 プラビックス、プレタール、 エバデール、ペルサンチン、 アンプラーグ、ドルナー |
抗凝固 | 深部静脈血栓症、肺塞栓、 心房細動など |
ワーファリン、DOAC※ |
多くの場合は問題ないですが、中には本当に血が止まらないケースもあり得ます。
そのため、必ず内科や心臓外科などの先生方に歯医者さんが連絡して確認を取るのが安全です。
口頭ではなく、必ず文書で回答をもらわなければなりませんのでご注意ください。
★神経系薬剤
①三環系抗うつ薬(イミプラミン・アナフラニール・トリプタノール)
⇒口腔乾燥症、局所麻酔時のショック誘発
②フェノチアジン系抗精神病薬(クロールプロマジン・レボメプロマジン)
⇒自律神経系への影響、唾液分泌抑制⇒う蝕・歯周疾患の誘発
③ブチロフェノン系抗精神病薬(ハロペリドール・スピペロン)⇒錐体外路症状⇒歯痛
これらに該当しないからと言っても、担当医の先生に服用している薬剤名は
必ず事前にお伝えくださいね。
言いづらい場合もあるかと思います。
でも、問診票に記載すれば大丈夫ですよ。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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