患者さんからの質問：古い金歯はやり替えた方が良いですか？

こまい歯科の小泉です。（vol５５３）

患者さんからの質問で

Q：「古い金歯はやり替えた方が良いですか？」

というのがありました。

A：金歯自体に異常がないこと、かつ金歯が入っている歯自体にも異常がないこと、

が確認できたなら、たとえ古くてもやり替えないほうが良いと考えます。

金歯自体の異常とは

金歯がすり減りすぎて穴が開いている

一部でめくれていたり欠けていたりする

金歯と歯の継ぎ目に隙間ができている

金の詰め物自体が浮き上がっている

金歯の継ぎ目からにおいがする

デンタルフロスが引っかかる

など。

金歯が入っている歯自体の異常とは

冷たい物でキーーーーンとしみる

温かいものでズキズキする

咬むと痛い

歯が浮いた感じがする

歯がぐらつく

歯のまわりの歯肉が腫れている

など。

これらのような異常があれば、さすがに治療を検討したほうがよい場合も

多いです。

逆に、それらの異常がなければ、経過を観ながら判断していっても決して遅くはありません。

これはひとえに金歯の特性によります。

金歯はとにかく長持ちすることが専門家の間でもよく知られています。

仮に虫歯になったとしても、金歯は銀歯に比べて被害がかなり少ない、

という歴然とした差がはっきりしているのです。

実際に私自身も20年の経験上、何度もそれを体験してきました。

金特有の軟らかさ、展性と呼ばれる伸びやすさ、鋳造した時の精密度。

歯にとって本当に優れた金属なのです。

世田谷区・千歳烏山でできるだけ歯を長持ちさせる治療をする歯医者

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