歯医者さんが教える!インプラントの欠点②
投稿日:2022年5月20日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol336)
インプラントの欠点の解説の続きです。
②元の歯の形をそのまま再現できるわけでは必ずしもないのでイメージが変わる場合がある
これも①で述べた理由が影響することがほとんどです。
つまり、顎と歯肉が抜歯した後に減ってしまうからです。
繰り返しになりますが、
たとえばソケットプリザベーションといって
抜いた時にコラーゲン製剤を入れたり、人工骨を補填したり、さまざまな方法で
それを防ごうと考えられてきましたが、結局は・・・。変わらないんです。
あるいは、骨や歯肉の移植にしてもそうです。
(もちろん、中にはうまくいく場合もありますから
十把一絡げに括ることもできませんが)
基本的には元々歯があった場所は顎の骨と歯肉が減る。
最初からそう考えておくのが基本となるのです。
そのため、インプラントで歯を回復すると、抜く前の歯に比べて
歯が長くなった、
歯肉の位置が下がってしまった、
といったことが起き得ます。
すなわち、
元の歯の形をそのまま再現できるわけでは必ずしもないので
イメージが変わる場合がある
ということが起き得るのです。
そういう制約を理解しつつ、
「皆さんにとってできるだけ
納得がいく歯を、満足できる歯を、
そしてしっかり咬める歯を、
あらゆる手段で作っていこう」
タッグを組んでいる歯科技工士さん達と一緒に、
私も常にそう思っております。
幸い、これまで施術してきた患者さん方は
「きれいに歯が入った」
と喜んでいただけているので何よりです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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