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歯医者さんが教える!セラミックの種類と特徴③

投稿日:2024年8月1日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol680

 

今日はセラミックのかぶせ物(クラウン)の種類について。

 

かぶせ物(クラウン)は詰め物よりも種類が増えます。

現在行われているのは次の4つがほとんどでしょう。

(1)フルジルコニアクラウン

(2)メタルボンド(メタルセラミックスクラウン)

(3)emaxクラウン

(4)ジルコニアセラミックスクラウン

 

(1)フルジルコニアクラウン

【良い点】・まず割れない

     ・金属アレルギーのリスクがない

【悪い点】・歯に対して硬すぎるので、入れた歯、かみ合わせの歯に負担が大きい

     ・歯の形が平ら・丸くなる

     ・歯の補強効果があまり見込めない

     ・色が合いにくい

 

(2)メタルボンド(メタルセラミックスクラウン)

【良い点】・表面が歯の硬さにかなり近いのでかみ合わせの歯への負担が少ない

     ・比較的色を合わせやすい(技術によってかなり変わります)

     ・歯の形を精密に作りやすい

【悪い点】・表面のセラミックス(陶材)が歯ぎしりで欠ける場合がある

     ・金属アレルギーのリスクが少しある

     ・歯肉が下がってくると金属部分が見えて歯と歯肉の境目が黒く見えることがある

     ・金属を使っているので透明感が出にくい

 

(3)emaxクラウン

【良い点】・割れにくい

     ・歯の強度に近いので負担が少ない

     ・金属アレルギーのリスクがない

【悪い点】・ジルコニアよりはずっと色を合わせやすいが、限界もある

      特に前歯においては色が暗くなる傾向があるので注意

     ・陶材に比べて歯の形が少し丸くなるのでその点では精度が落ちる

 

(4)ジルコニアセラミックスクラウン

【良い点】・表面が歯の硬さにかなり近いのでかみ合わせの歯への負担が少ない

     ・比較的色を合わせやすい(技術によってかなり変わります)

     ・歯の形を精密に作りやすい

     ・金属を使っていないので透明感を出しやすい

     ・金属アレルギーのリスクがない

【悪い点】・表面のセラミックス(陶材)が歯ぎしりで欠ける場合がある

     ・歯肉が下がってくると金属部分が見えて歯と歯肉の境目が黒く見えることがある​

 

 

 

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