歯医者さんが教える!矯正歯科治療の種類③
投稿日:2021年4月15日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol155)
今日は矯正の種類の解説3日目です。
3.床矯正
床矯正は「しょうきょうせい」と読みます。
その多くは小学生の間に使われています。
稀に3歳から患者さんに使わせている先生もいらっしゃいます。
イメージはこんな感じの装置と思っていただくと良いでしょう。
上顎の幅や、歯列を外に広げる、あるいは下顎の成長を促すなどによって
歯を並べよう、というものです。
ただ、この床矯正を使うにしても診断が重要です。
何でもかんでも床矯正、というわけにはいきません。
患者さんが適応ケースなのか、そうでないのか?を判断することが大切です。
小学校の学年が上がっていくにつれ、突然同級生たちが矯正治療を始めたものだから
びっくりして「遅れを取ってはまずい」と焦って歯医者さんにかけこむ親御さんまで
いらっしゃるくらいです。
何年前かにテレビで
床矯正がまるで何でもかんでも歯並びを治す、
しかも安く簡単に済む、
かのように放映されたことがありました。
しかし、実際は必ずしも焦らなくても良いのです。
繰り返しますが、この床矯正を使うにしても診断が重要であり、
何でもかんでも床矯正、というわけにはいかないからです。
もしかしたらお子さんは適応外のケースかもしれません。
それに、小学生はⅠ期矯正と言って、何でもかんでも歯並びをきれいに治そう!
というようなステージではない点にも注意が必要です。
世田谷区・千歳烏山で歯の矯正を考えている方は
こまい歯科までご連絡ください。
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