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歯医者さんが考える!歯を残すために必要なこと

投稿日:2024年9月9日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol698

 

歯を抜きたくなくて、当院にご相談に来られる患者さんが多いです。

その思いにできるだけ寄り添うべく、あらゆる方法を検討します。

 

治療法も確かに大事です。

 

しかし、歯を抜かないといけない、と他の歯医者さんで言われてしまうような歯

というのは、多くの場合は難症例です・・・。

 

その時、私は座右の銘として、徳川家康公の遺訓を常に思い出しています。

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人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。

勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな。

及ばざるは過ぎたるよりまされり。

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戦国時代の武将の中では、家康公は日本ではあまり人気がないかもしれません。

 

しかし、よくよく考えてみれば、最後は多くの武将が徳川家康公を慕い、

味方をした、という史実は皆さんもご存知の通りです。

 

三河の小大名から天下統一を成し遂げた大人物ですので、どういう思考回路なのだろう?

という興味が私にとってはここ数年強いです。

 

その中で、上記の遺訓。

 

これは、歯医者さんにとって、歯を残す時にもすごく大事な考え方なのではないか?

と私も考えるようになりました。

同時に、患者さんにとっても同じく大事な内容なのではないでしょうか?

 

というのは、本来は抜歯になるような歯を、相当頑張って、時には無理してでも治療して

歯を温存しようとしているわけです。

 

そんな歯が、元通り、100%、不自由なく噛めるようになるか?と言われると、

かなり厳しいものがある、というのが現実です・・・。残念ですがそれが現実。

 

しかし、抜歯を免れたのであれば、

若干の不自由こそあれ、歯を失っていたであろうことを

思い返せば不足なし、ではないでしょうか?

 

完璧を望むならば、抜歯しかないのですから・・・。

 

もちろん治療する側の歯医者としては、100%元通り!

という状態にして差し上げたいのは山々です。

そんな治療があれば、といつも思ってしまいますが・・・。

 

 

 

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