歯医者さん自身が体験した歯列矯正のお話②|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

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歯医者さん自身が体験した歯列矯正のお話②

投稿日:2021年9月24日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol227)​

 

北海道大学歯学部の矯正歯科の講義に、

特別講師として1日だけ講義にいらっしゃった先生がおられました。

様々な症例を提示され、いろいろと丁寧にご説明くださったのを記憶しております。

 

それがきっかけで同級生の1人がその先生のところで矯正治療を開始しました。

 

しばらくしてからその同級生から話を聞いて、

ついに私もその先生にお願いしようと決めて予約を取りました。

 

そこからはとんとん拍子に進みましたが、下準備がありました。

 

検査をしたところ、抜歯をしなければならないことがわかったのです。

 

上下の第1小臼歯と親知らずの合計6本です。

※本当は親知らずがあと2本ありましたが、この時から4年程前に

大学の先輩に抜歯してもらっていました。

(これも含めると全部で8本となります)

 

さらには、上顎の前歯付近に過剰歯が埋伏していることも判明しました。

 

上下第1小臼歯と親知らずの抜歯はよくあることですので、

過去に研修でお世話になった口腔外科の外来を受診して抜歯してもらいました。

 

問題は上顎前歯付近の過剰歯。

 

その日は北大の口腔外科で上の親知らずを抜くことになって受診したのですが、

第2口腔外科の故・戸塚靖則教授(当時)がふらっと外来にいらっしゃって、

レントゲンなどをみて、その場で「抜歯はしなくてよいだろう」と診断してくださいました。

 

戸塚先生は北大歯学部1期生なので

雲の上の存在でもあっただけに、

大変な幸運だったと思います。

(親子くらいの年齢差もありました・・・)

 

まして口腔外科医といえば、「外科」であるだけに、

一般的には手術を勧める傾向があるように感じていますが、

戸塚先生は

「手術すれば1か月は入院だろう。

矯正治療をして過剰歯が出てくるなら

その時に考える、というほうがずっと良いと思う」

とおっしゃってくださいました。

 

矯正治療が終わって10年以上経つ今も、過剰歯は問題ありません。

 

戸塚先生の御卓見によって不必要な手術を避けることができました。

 

これでついに抜歯が終わり、いよいよ矯正治療がスタートとなったのです。

 

(※戸塚靖則先生には授業も担当していただきましたが、

お亡くなりになられたことは今でも信じられません。

すごく真面目な先生で、講義もわかりやすかったのを今でも記憶しています。

心よりご冥福をお祈り申し上げます)

 

世田谷区・千歳烏山で歯列矯正をご検討の方は

こまい歯科までご相談ください。

 

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