歯医者さんで入れるセラミックはこうして作られる③
投稿日:2020年11月13日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol85)
セラミック製作工程のご紹介も3日目となりました。
前回はジルコニアフレームを作るところまでご紹介しました。
このフレームの上にセラミックを手作業で盛り上げていくわけです。
まず、フレームと盛り上げる予定のセラミックを接着させるための
接着剤を塗布していきます。
ここでIDEAの熟練技工士・西和田氏に解説をいただきました。
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これはHeraeus社のZRアドヒーシブという材料です。
これを塗布し、高温(約1050℃)で焼成します。
その結果、フレームとセラミックの結合が強化され、剥がれにくくなります。
具体的には、非常に細かい粒子のセラミックを高温で焼成することで
ジルコニアフレームのミクロ単位の微細な凹凸内部までセラミックが入り込み、
強固に篏合(かんごう=お互いにはまり込むこと)するためです。
塗布する際は緑色の液状ですが、
焼成すると無色透明となります。
その上に通常の歯の色のセラミックを築盛していきます。
他メーカーでも似たような製品はあるのですが、
10年以上前から販売されているドイツHeraeus製のものを信頼し使用しています。
このような補助材料はアメリカやヨーロッパのほうがかなり進歩しているようですね。
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凄腕の技工士・西和田さんに解説していただきました。
1つ1つ、細部にこだわりをもって作業されておられるんですね。
いつも質が良いセラミックを納品していただけるのも十分うなづけました。
患者さんもさぞ安心、心強いことと思います。
こまい歯科までお問い合わせください。
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