歯医者さんが教える!歯の矯正は痛みが出たほうが良いの?
投稿日:2022年1月21日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol281)
歯の矯正をする人がずいぶん増えたな、と感じています。
その中で、歯の矯正をすると歯に痛みが出ることは珍しくありません。
私自身も矯正治療を経験しましたが、矯正を始めたときと、矯正治療を受けた後、
そして力がかかっている歯には鈍い痛みが出たり、噛むと鈍痛がしたりすることも
あります。
ただ、痛ければ痛いほど歯が早く動くわけではありません。
痛みが出たら歯が動くわけでもありません。
全く痛くなくても、矯正力をかけ続ければ歯は動きます。
矯正をしていない人であっても、年を重ねると歯が動いてきた、ということを
経験された方も多いのではないでしょうか?
これも歯に力がかかることで「痛くなく」歯が移動した何よりの証拠です。
また、歯の矯正治療においては、痛みはむしろ少ないか、無い方が良いのです。
これは患者さんの負担だけでなく、実際に科学的にも言われていることです。
ではどうするか?ですが、
矯正治療においては、できるだけ歯にかける力を弱くする
のが原則です。
必要最小限の力で歯を動かすのです。
弱い力をかけて歯が動けばそれが最上です。
もし弱い力では歯が動かない、となれば、少しずつ力を強くして
その人の歯にとっての必要最小限の力を探っていく、
ということになります。
なるべく痛くなく、快適に、楽しい矯正治療を。
1人でも多くの方にご提供できれば幸いです。
という方はこまい歯科までご相談ください。
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