精密根管治療に力を入れて12年
投稿日:2022年2月17日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol294)
私は精密根管治療に力を入れて12年が経過しました。
それまでは肉眼での治療でしたが、マイクロスコープを使って歯の中をのぞくと
全然世界が違って愕然とした記憶があります。
歯は曲がっていることも多いですから、全てのケースで歯根の尖端まで
見えるとは限りません。
しかし、たとえ途中まで見えるとしても、それだけでもずいぶん得られる情報量が
増えます。
情報量が多いと、判断材料も増えます。
肉眼では見つけられない根管(神経の管)を見つけたことが何度もありました。
また、石灰化して根管がほとんどなくなっているケースであっても
石灰化の痕跡をたどって根管が開通できたケースもあります。
はたまた、歯髄結石だらけで根管がほとんど閉鎖しているケースでも、
結石を除去していって開通できたケースもありました。
時には穿孔といって、歯根に穴が開いてしまっていて、普通は治らない
とされているケースも回復させることができたケースもいくつもあります。
「肉眼での治療とマイクロスコープでの治療って、そんなに違うんですか?」
と聞かれることもありますが、
見えない状態から見える状態になって治療するのですから当然違います。
ずっと根管治療を続けていて治らない、でも歯を残したい、という場合は
発想を切り替えたほうが良いかもしれませんね。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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