歯医者さんが教える！インプラントよくある質問①

こまい歯科の小泉です。（vol４１５）​

Q1：どのくらい持ちますか？

A１：インプラントの構造別に寿命の違いがあります。

まず、インプラントの構造は

①骨の中に埋めるフィクスチャー

②支台となるアバットメント

③見た目と噛む機能を担う上部構造　の３つです。

①フィクスチャーは半永久的（定着率は約９８％）

１９６２年、スウェーデンのブローネマルク博士の元、

世界で初めて患者さんにチタン製インプラントが施術されました。

その患者さんは９０歳超で数年前に亡くなりましたが、

当時入れたインプラントは亡くなるまで５０年近く維持でき、問題なく機能しました。

１９９０年代末からインプラントは急速に改良が進み、

今ではどのメーカーでも差がだいぶなくなりつつあります。

骨との結合力も段違いに良くなったので、

メインテナンスが良ければ半永久的に使えるレベルに到達しています。

ただしインプラントは自分の歯と同じで歯周病になる可能性もあります。

そのため、いかに普段から歯をきれいに自分でケアしているか？と同時に、

定期検診・メインテナンスを継続して受けているか？も重要で、これらは寿命に影響します。

それをせず、普段の歯のお手入れがいい加減、喫煙する、不摂生な生活をするといった条件が重なるとインプラント周囲炎（歯周病）になるリスクが高まりますのでご注意ください。

　こまい歯科に通院されている多くの方はこれらをちゃんと行って問題なく使っておられます。

②アバットメントも半永久的

③上部構造は消耗品。劣化したら交換が必要です。

金属ならよほど劣化しない限りはずっと使えますが、セラミックは１０～１５年、ハイブリッドは７年程度が平均寿命とお考えください。

世田谷区・千歳烏山でインプラント治療の経験豊富な歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。