歯医者さんへの患者さんの温かいお言葉と職員に感謝
投稿日:2020年4月17日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol37)
新型コロナウイルスのため、日本、そして世界全体が大変なことになっていますね。
ついこの間まであれだけ活気があった街も雰囲気が暗くなり、早めに店じまいするお店も
多くなりました。
私どもこまい歯科は医療機関であるため、休業要請の対象にはなっておりません。
ただ、
歯が痛い、腫れた、歯をぶつけてしまった、歯が欠けた、取れた、などなど・・・。
困っているのでどうしても診てほしい、という患者さんは絶えません。
今、私達こまい歯科にできることは応急処置がメインで、あとは緊急事態宣言が
明けるまでしのげる状態にまで持って行くことです。
そして心に寄り添い、励ましのエールを贈る。
これくらいしかできないかもしれません。
あらゆる業種のほとんどが影響を受け、不景気真っただ中に突入しました。
テレビで飲食店の方々のインタビューがよく出ていますね。
「売上8割減。でもどうしようもない」
と途方に暮れた表情、時折涙を浮かべる・・・。
気の毒としか言いようがありませんね・・・。言葉を失ってしまいました。
もちろん、こまい歯科も厳しい状況に陥っています。
経営面も飲食店とほとんど同じく、大変です。
しかし同時に、精神面も大変なのです。
たとえば、ごく一部の患者さんの電話での出来事です。
どうもイライラされていたのでしょう。
電話をかけた女性職員に暴言を吐かれた、との報告がありました。
本当に残念です・・・。
私はその患者さんの担当医ではないのでわかりません。
想像できるとすれば、
その患者さんが、たとえば在宅ワークになった、
会社の業績が落ちるかもしれない、
そうなったら給与を減らされるかもしれない、
家族が、自分がコロナにかかったらどうしよう?
など、不安な気持ちがとても強くなりすぎているかもしれませんね。
そして、冷静な判断すらできなくなり、
つい電話で他人にきついことを
言ってしまったのでしょうか・・・?
もちろんあくまで私の想像です。
こういう時、私達人間において
1人1人の力が試されているのでしょう。
逆にこの患者さんは、自分の投げつけた言葉で
どれだけ電話を受けた職員が傷ついたか?想像できていないでしょうね・・・。
(それだけご自身に余裕がないからなのでしょうけれど)
世の看護師さんらがコロナハラスメントを受けているのと
全く同じ構図です。
自分たちの味方に銃弾を撃ち込んで、
いったい何をしたいのでしょうか?
しかし、明るい希望もあります。
幸い、当院に通院されている患者さんのほとんどは
予約の変更をお願いしたところ、
「いろいろ大変でしょう?」
「がんばってね!」
「お忙しいところ治療してもらってすみません」
「こんな大変な時に、ありがとうございました」
と言ってくださっています。
こういった、
患者さん方からのねぎらいの言葉が、
どれだけ
私達にとってありがたいことか。
職員を代表して、あらためて感謝申し上げます。
私達は新型コロナウイルスに感染するかもしれない危険性を冒して出勤し、
診療にあたっています。
厚労省の連絡に従って、診療自体はほとんど縮小していますが、
急患だけは避けられません。
女性職員は特に不安なようです。
私も人間ですから、仕事場だけでなく街中で
コロナにいつかかってもおかしくないという不安は少しはあります。
しかし、人生は短く限られています。
1日1日、自分のできることを精一杯頑張る。
そして、自分のできる範囲でいかに世の中に貢献するか?
ただこれだけを無心に考え続け、自分の軸として持っています。
そのおかげで、コロナ騒動の真っただ中であっても
何とか平常心を保てております。
生きてさえいれば、何とかなりますから。きっと。
そして、この騒動は感染症なので永遠には続きません。
100年前のスペイン風邪も2年程で終わっています。
必ずこの騒動は収束するのがわかっています。
皆さん、不安な時は、遠慮なさらずおっしゃってください。
歯の治療以外には、
お話をお聞きすることくらいしかできないかもしれませんが・・・。
そしてどうか皆様、コロナウイルスにかからないよう、
万が一にでも感染しても軽症で済むよう、
くれぐれもご自愛ください。
こまい歯科までお問い合わせください。
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