歯医者さんが教える!歯の磨きすぎ(オーバーブラッシング)には要注意
投稿日:2021年6月21日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol182)
歯が磨けていないのではないか?という心配は、
大なり小なり皆さんあるのではないでしょうか?
確かに、歯磨き(歯間の清掃も含む)が不十分な人はとても多いです。
一方、歯磨きがとてもしっかりできている方も、数は少ないですがいらっしゃいます。
そういった方々の中で、たまに歯が痛い、しみる、ということで
虫歯じゃないか?歯周病じゃないか?といった心配をされて
受診される場合が意外とあります。
でも、レントゲンを撮影してみても、
直接触ってみても、
ルーペやマイクロスコープで見てみても、
あるいは虫歯検出器を当ててみても、
歯周病検査をしてみても、
何も異常が見当たらない・・・。
しかも、歯はきれいに磨かれていて汚れも歯石も一切ない・・・。
そういったケースも結構あるものです。
こういった時に真っ先に疑うのが
「オーバーブラッシング(歯の磨きすぎ)」
です。
要するに、過度な歯磨きによって歯や歯肉が過敏になってしまっている、
という現象が起きているわけです。
こういう場合、優しく丁寧にお手入れするようにしていただくだけで
症状が解消するケースはとても多いです。
(ただし解消するまでに時間がかかるので注意)
それでも症状が解消しない場合、
自分では力加減しているつもりになっているだけで、
実際は全然「優しく丁寧に」できずにまだまだ「ガシガシ」と歯みがきをしたり、
しつこくデンタルフロスや歯間ブラシを必要以上に行っていることが多いです。
思い当たる方は一度歯みがきの仕方を見直してみてはいかがでしょうか?
それでも歯磨きが不十分で心配だ、という方は
歯医者さんを受診してチェックしてもらうと安心ですし確実でしょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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