なぜ歯が痛むのか?(非歯原性歯痛編)|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

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なぜ歯が痛むのか?(非歯原性歯痛編)

投稿日:2024年2月19日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol603

 

非歯原性歯痛とは、

歯や歯肉、歯を支える顎の骨に異常がないにも関わらず歯に痛みを感じる状態

のことです。

歯の痛みを訴えて受診する患者さんの約3%が非歯原性歯痛に該当すると

言われているようです。

 

日本口腔顔面痛学会ガイドラインによると

非歯原性歯痛の原因は次の8つに分類されています。

 

筋・筋膜性歯痛:咀嚼筋・首の筋肉と、これらを覆う筋膜の痛みが原因で起こる関連痛

神経障害性歯痛:発作性(三叉神経の痛みが原因)と

         持続性(帯状疱疹あるいはその後遺症)の2つ。

        神経周囲の炎症、腫瘍、骨折によって神経が障害されることが原因の場合もあり。

神経血管性歯痛:頭痛の関連痛

上顎洞性歯痛:副鼻腔の1つ、上顎洞に炎症や腫瘍があって起こる関連痛

心臓性歯痛:狭心症、心筋梗塞、心膜炎など心臓病で起こる関連痛

精神疾患または心理社会的要因による歯痛:不安やうつなどが背景にあって起こる痛み

特発性歯痛:いろんな検査をしても原因不明な歯の痛み

その他のさまざまな疾患により生じる歯痛

       巨細胞性動脈炎、悪性リンパ腫、肺がんなどの病気が原因で起こる歯の痛み

 

ということで、まずは基本的な検査を行い、歯・歯肉・顎の骨に原因があるかどうか?

をチェックします。

 

歯・歯肉・顎の骨に異常がない、となって初めて非歯原性歯痛を疑います。

 

やっかいなのが歯原性歯痛と非歯原性歯痛が同時に起きている場合です。

 

歯の治療を終えたのに痛い、という場合には非歯原性歯痛の可能性も考えなければなりません。

ただし出現頻度は約3%ととても低いので、まずは基本的なところから考えていきましょう。

 

 

 

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