インプラントで上顎の骨が少し足りない場合
投稿日:2025年3月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol746)
インプラントを上顎の奥歯にする場合、
顎の骨が少し足りないケース
というのは、実は案外よくあるものです。
たとえばこちらのケース。
大臼歯と呼ばれる奥歯の部分です。
この画像は上顎の奥歯を真横から診ている状態と思ってください。
赤色の線の長さが6.72mmでした。
次に、その部分の断面図(輪切り)がこちら。
今度は赤色の線が顎の骨の厚みで、10.31mm。これはかなり余裕があります。
次に緑色の線が6.35mmで、上の画像の赤色の線と同じように、
顎の骨の高さを意味しています。
当院で取り扱っているインプラントは、一番短くて8mmですので、2mmほど不足
しています。
ではどうするか?ですが、
ソケットリフトという手法を使い、顎の骨を上に持ち上げながら
ボリュームを増やしてあげる、というやり方を行います。
その結果がこちら。
良い感じで顎の骨が上に持ち上がりました。
インプラントの初期固定もしっかりできましたので
順調な回復を見込んでおります。
この治療法は私は以前からずっと頻繁に行っていますので
何も特別なことはありません。
施術時間も全部で20分程度でした。
もちろん、この手法を使わなければならないケースで、
中には難易度が高いものもあるにはありますが、
大方はこんな感じで施術できます。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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