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歯医者さんが教える!虫歯を思っていた以上に削られる理由②

投稿日:2022年1月19日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol279)

 

歯医者さんに行ったら思った以上に歯を削られてしまった・・・、

と内心悲しんでおられる方も意外と多いのではないでしょうか?

しかし、実は誤解が生じやすい部分でもあります。

 

本当は正しい治療であっても患者さんご自身がそう感じない場合も多かったりするからです。

 

では、実は正しい治療だった場合、どういう可能性があるのか?というと、

1.虫歯が歯の内部で広がっていた

2.歯の神経を取ったのでかぶせるために削った

3.歯に亀裂が入っていて、削るとそこを起点に歯の一部が

取れた・あるいは取れそうだったので削った

今日は2.について。

 

歯の神経を取った場合、原則は歯にかぶせ物を装着する必要があるのです。

 

例外は

前歯、

たまたま力のかからない位置にある歯、

歯の神経を取るための穴以外には歯にダメージがなく、しかも最小限の削除で済んだ、

という場合だけです。

 

世界的に有名な審美歯科医のP.マニエ先生は、歯の神経を取った歯であっても

セラミックで治せばかぶせなくて済む場合が多い、と主張されておられます。

 

しかし、実はこれにはからくりがありました。

 

人種の違いです。

 

白人、黒人は歯が分厚いのです。

 

歯の神経を取った歯は、セラミックの詰め物を接着させようにも、

なかなか接着力を発揮しにくい面があるのですが、白人の歯なら

キーポイントとなるエナメル質も分厚いので、

セラミックの接着力も最大限に発揮されるため、問題ないようです。

 

ところが我々日本人はそうはいきません。

 

エナメル質は白人よりもずっと薄いので、

歯の神経を取った歯にセラミックの詰め物を入れても接着力が弱い場合が

多いことがわかりました。

 

ましてもともと虫歯を悪化させてから歯医者さんに行く人が多いため、

かなりエナメル質も失われていることが多いのです。

 

そのため、結局はかぶせ物にせざるを得ないことがほとんどなのです。

 

米国でもマニエ先生に対して反対の意見を述べられている先生もそれなりに

いらっしゃるようです。

 

おそらくいろんな人種によって歯の厚みが違う、ということを経験された先生が

そのことをわかっておられるからだと思われます。

 

日本の専門誌や論文ではほとんどこのことに言及されていません。

 

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