歯医者さんが教える!インプラントで失敗しないために覚えておきたいこと
投稿日:2021年8月4日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol204)
他の歯医者さんから当院に移ってこられる患者さんから、
「インプラントで失敗している知り合いがいる」
というお話をよく聞きます。
私からすると、なぜそんなに失敗しているのだろう?
と不思議に思うのですが、
同時に失敗している方々がどんな状況か?も実は知っています。
失敗には理由があるのです。
1.焦らない・急がない
皆さん、歯を1日でも早く入れたいお気持ちはよくわかります。
そのせいか、
「歯を抜いてすぐインプラントを入れたい」
「なるべく短期間で歯を作りたい」
そんな希望を持って、あちこちの歯医者さんのホームページを巡って
受診していませんか?
確かに歯を抜いて即日でインプラントができるケースもあります。
あるいは抜歯して1~2か月後にインプラントしたほうが手術が楽だ、というケースも
もちろんあります。
ですが、それにはいくつかの条件が整っていなければならないのです。
その条件が整っていないうちにインプラントを急いで入れるものだから、
それは失敗する確率が高まるのも当然ではないでしょうか?
2.手術前、ならびに手術後のケアを怠っていませんか?
これはセルフケアだけではなく、歯医者さんで行われるケアのことも言っています。
私はまず、必ず歯周病があればそれを治さない限りはインプラントの手術をお断りしています。
次に、歯周病が治った、あるいはもともと健康だ、という人であっても、
手術前のクリーニングは手術前に必ず受けていただいています。
手術後においても、必ず定期的なクリーニングを受けていただくことで
口腔内の状態を良好に保たれるよう配慮しています。
この辺の過程、特に歯周病が手術前にあると、すぐ手術することができないため
時間がかかってしまいます。
その期間は最低3か月。
これを待てない患者さんはすぐ手術してくれる歯医者さんを見つけて
インプラントするのでしょうけど、
どうなるか?は言わずもがなですね・・・。
インプラントがうまくいっていない方、
あるいは知り合いにインプラントがうまくいっていない人がいるという方、
いかがでしょうか?
上記のたった2つのことですら、クリアできていないとしたら、
それは失敗しても無理もないことと私は思います。
どうしてそんなに焦るのでしょうか?
一生使うインプラントですよ?
基本に忠実に、失敗をできるだけ少なく、確実・丁寧な施術を。
私はいつもこれをひたすら心に念じて毎日の診療にあたっております。
という方はこまい歯科までご相談ください。
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