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歯医者さんが教える!歯を治したのに歯がしみる場合とは?

投稿日:2022年12月9日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol435)​

 

歯医者さんで

「歯を治したのに歯がしみる」

という経験をされたことのある方は

案外多いのではないでしょうか?

(実は私自身も経験あります)

歯がしみる、というと、

多くの方は虫歯が原因ではないか?

と考えるようです。

 

ただ、今日のお題は「歯を治したのに歯がしみる」

ということですから、治療した直後のお話になります。

 

そのため虫歯が取り残されているからしみる、

というのは必ずしも当てはまりません

 

また、仮に虫歯が残っているとしても、

虫歯自体がしみる、というのは物理的にはあり得ず、

細菌感染・炎症の観点からならば考えられますが・・・。

 

もし治療前だったら、歯に穴が開いていて、

それが虫歯であれば、それはしみても不思議ではありません。

だって、穴があいているわけですから、そこからお水やら

お湯やらが入り込んで歯の神経にまで熱などの刺激が伝わるわけで、

これが物理的にしみる、という意味なのです。

 

治療後はもう穴は塞がれているわけですから、物理学的にはしみないわけですね。

 

では、穴が塞がれている、歯がかぶさっている。

でも歯がしみる。

 

これはどういうことか?というお話で、

これにはいくつかの可能性があり、多い順に並べると、

 

①詰め物・かぶせ物を装着した際の物理・化学的刺激によるしみの場合

(=歯を洗う、乾燥させるといった物理的刺激、

接着剤やセメントを使うといった化学物質による刺激)

 

②虫歯菌が歯の神経に入り込んでいて炎症が起きているが、一時的なもので

時間と共に治る場合

 

③虫歯菌が歯の神経に入り込んでいて炎症が起きていて、治らない場合

 

④ミクロの世界で実は歯に亀裂が入っており、虫歯以外の原因で歯の神経に

細菌が入り込んで炎症が起きてしまっている場合

 

⑤歯以外の原因でしみる場合

 

といったことが考えられます。

 

①と②は治療直後から3か月の範囲においてはよくあることです。

 

③以降については自己判断できませんので、歯医者さんに診てもらいましょう。

 

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