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歯医者さんが教える正しいコロナ対策うがいとは?

投稿日:2020年8月5日

カテゴリ:歯科のコロナウィルス対策

昨日、大阪府の吉村知事が会見を行い、下記見解を発表されました。

 

(吉村知事の公表されているスライドから引用開始)*****

「府民のみなさんへのお願い」

次に該当するみなさんは、ポビドンヨードうがい薬によるうがいを励行してください

① 発熱など風邪に似た症状のある方及びその同居家族

② 接待を伴う飲食店の従業員の方

③ 医療従事者や介護従事者の方

**********************(引用終わり)

 

結論から言いますと、

たとえ①~③に該当する方であっても

ヨードうがい薬は買わなくてよいです!

 

※本日8月5日午後、厚生労働省も

「ポピドンヨードがコロナに効くというのは時期尚早」

と見解を出しています。

日本医師会からも疑義が出ていますね。

【理由】

1.ウォルフーチャイコフ効果という危険性

過剰なヨードを摂取することで甲状腺ホルモン合成を抑制してしまいます。

もともと甲状腺に持病がある人や一部の健康な人であっても

甲状腺機能低下症を引き起こす場合があるようです。

 

2.希釈が不十分だと口腔粘膜を痛めて

逆にコロナに感染するリスクが出現

メーカーの指示通りの濃度ならまだ大丈夫でしょうけれど、

濃度が高かったり、不必要に多い回数のイソジンうがいをしてしまうと

口から喉の粘膜を逆に痛めてしまいます。

 

こうなるとコロナウイルスが侵入しやすくなってしまいかねません。

 

この点、歯科の観点からもNGです。

 

3.上気道感染症には水うがいで十分

2006年、里村らの論文でも示されています。

 

冬に全国で18~65歳の合計約380名のボランティアを

「水でうがい」

「ヨウ素系 うがい薬でうがい」

「何もしない」

の3群に分けた2カ月間の追跡調査。

 

うがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施。

 

その結果、

1)水うがい群」は対照の「何もしない群」に比べて

かぜの発症が40%減り、

うがいのかぜ予防効果が実証された

 

2)ヨウ素系うがい薬群」では、対照群と差がなく、

はっきりした予防効果がみられなかった

原因として、正常細菌のバランスが薬によって壊されたためではないかと推測される。

 

里村一成, 川村 孝, うがいによる風邪の予防効果. Medical Practice, 23(8):1460-1461, 2006

 

4.口腔内金属の腐食作用

歯科的にはこれも問題です。

銀歯はヨードで腐食しやすいです。

 

ゴールドや白金加金でできた歯の詰め物やかぶせ物は貴金属ですから

腐食の心配はほとんどありませんが、ゼロではないので注意しましょう。

 

 

5.歯の着色

ヨードでうがいを続けると、歯に着色がすごくついてきますよ!

 

ということで、

一般の皆様はコロナ予防は

「水でのうがい、または水をひと口でも飲む」

で充分なのです。

 

アルコール含有のうがい薬もありますが、

これも頻繁に使うものではなく

せいぜい1日3回程度でしょうし、

一般の方にコロナ予防でアルコール含有うがい薬を使うのは

そこまで推奨するものではありません。

 

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