根管治療をしたけれどうまくいかない?①
投稿日:2025年6月11日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol772)
先日、ある患者さんから
「友達で根管治療をしたそうなのですが、うまくいかなくて
もう一度治療になって困っているようです。
液体がうまく入らなかったとか?
私も神経がない歯がそうならないか?心配です」
とのお話がありました。
「根管治療」というのは
歯の神経を取ったり、
神経を既に取った歯が膿んだ、腫れた、痛むなどの炎症が起きたり
した場合に行うものです。
日本では保険診療で行う場合、肉眼で行われています。
しかし、実は世界的には肉眼で行う根管治療は
すっかり時代遅れ・・・。
肉眼での根管治療の問題点はいろいろありますが、
治療の観点からすると
歯の内部がどのように汚れているか?が全く見えない状態で
盲目的に治療するものだから、汚れが取り切れていなくても
歯医者さんが気づくことはほぼ不可能である点です。
というのも、歯の内部は狭くて暗くて細くて深いので
肉眼だともう見えないのですよ・・・。
その結果、治療成績は100点満点のテストで言うと30点くらいしか
取れないわけです。
治療後に痛みが再発したり、腫れたり、噛めない、という状態に
陥りやすく、その確率が70%だということです。
先の患者さんのお話で
「(歯の内部に)液体?が入りきらなかった」
というものがありました。
これを根管充填と言いますが、実は根管充填は本質ではないのです。
一番重要なのは歯の内部をいかに清掃し、消毒しきるか?なのです。
そのために精密根管治療という選択肢が登場して
30年ほどが経過しました。
もし根管治療がうまくいかない、と悩んでいる方は
精密根管治療を検討してはいかがでしょうか?
歯をできるだけ抜かないためにすごく重要な根管治療です。
費用はかかりますが、自分の歯をできるだけ抜かないため
なのですから、価値は高いのではないでしょうか?
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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