歯医者さんが教える!自分で歯石を取っても大丈夫?
投稿日:2021年12月3日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol259)
コロナの影響もあるかもしれませんが、
自分で歯石を取ろうとした患者さんがいました。
ステンレス製の器具を買って、それで歯を引っ掻いていたそうです。
これは絶対止めましょう。
歯石が取れる場合ももちろんありますが、
それよりも害が大きすぎます。
具体的には、歯(歯根)の表面に細かい傷がいっぱいついてしまいます。
そしてその傷に細菌が入り込んで巣ができやすくなってしまうのです。
すると、歯石も付きやすくなってしまうことになります。
これでは本末転倒ですね。
虫歯も同じです。
虫歯は治療すべき虫歯と治療しないほうが良い虫歯が実は存在します。
WHOも勧告していますが、CO(Caries Observation)、C1は
治療対象外。
歯科医師であってもCO、C1の診断が難しい場合も当然あります。
まして患者さんご自身、見にくい状態で知識もないとどうなるか?
COやC1なのに器具で傷つけてしまう恐れがあるのです。
すると、ミネラルバランスが取れてせっかく均衡を保っていたのに、
均衡が崩れて虫歯が進行してしまう危険性が高くなるわけです。
あるいは、歯石と思い込んでいたら実は虫歯だったら・・・?
同じく自分で虫歯を進行させるアクセルを踏むことになりますね。
ということで、患者さんご自身で判断するのは至難の業でしょう。
歯石を取るなら歯医者さんで取りましょうね。
世田谷区・千歳烏山で歯石取りをしたい方は
こまい歯科までご連絡ください。
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