歯磨きしているのになぜ虫歯ができるのか?
投稿日:2026年3月11日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol817)
歯磨きしているのになぜ虫歯ができるのか?
今日はこのお題を考えてみましょう。
私の同級生で、東京科学大学歯学部の相田教授のスライドをご覧ください。

小学校で歯みがきしていない学校、している学校を比較すると
前歯は虫歯が減ったが奥歯の虫歯は減らなかった、というデータが示されています。
(※フッ化物洗口をしている学校は有意に虫歯が減っています)
前歯は歯みがきしやすい場所、奥歯は歯みがきしにくい場所です。
すなわち、
歯ブラシによって歯の表面にこびりついていた虫歯菌を
前歯に対してはある程度落とすことができた。
しかし、
奥歯は歯ブラシが届きにくいため、
虫歯菌を落とし切れていない子供がとても多かった。
この差がデータに現れたのです。
しかし、気をつけなければいけないことがあります。
「歯みがきしても虫歯はできるなら歯みがきは意味ない」
と誤解する方もおられるかもしれませんが
歯みがきが意味ないわけでは決してありません。
「歯みがきした」という事実と「虫歯菌を落とせた」という事実は
必ずしも一致していない
という点が重要なわけです。
こういうデータはどうしても疫学的な観点から、大勢の人を対象にします。
無作為に、大勢の人をいかに病気から守るか?そのシステムは?
ということを考えます。
個人個人のことは考えません。
虫歯を劇的に減らした実績が豊富なMr予防ことP.Axelsson先生も、
決して「歯磨きが意味ない」とは一言も言っておりません。
データから読み取れることだけを妄信してはならないのです。
お一人ずつ相対しての場面である当院のような歯医者さんの現場では、
たとえば
いかに歯みがきで歯の表面にいる虫歯菌の巣(プラーク)を剥がしとるか?
そのためにはどうすべきか?
何をどこに、いつ、どう使うべきか?
といった点などを個別に合わせてお伝えしております。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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