歯医者さんが教える虫歯の危険が高いおやつ①
投稿日:2020年9月4日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol62)
昨日までは
虫歯になりにくいおやつシリーズ
をお送りしました。
今度は逆に、
虫歯になりやすいおやつ
をご紹介していきます。
ただし
私は
「食べてはいけない」「避けましょう」
とまでは言うつもりは一切ありません。
おやつは楽しく食べるものです。
人生に色どりを与えるものでもあります。
だから、
どういう問題があるか?を知ったうえで
何をどう食べるか?
そしてどう歯のお手入れをしていけばいいか?
を皆さんご自身でも考えるきっかけになればと思います。
先頭バッターは・・・
1.キャラメル
(虫歯になりやすいレベル:圧倒的No1!)
(※レベル1が一番危ない、レベル5が一番虫歯になりにくい)
文句なし、一番危ないやつです。これは。
歯にくっつきやすいし、砂糖の塊です。
「キャラメルをなめていたら詰め物が取れた!」
なんて方、いませんか?
あの粘着性のために、キャラメルの成分である砂糖が
歯の表面にねばっこくまとってしまうのです。
だから、結構長い間、歯の表面に砂糖がとどまることになってしまいます。
これが虫歯の危険度No1!の座に居座る理由です。
でも、キャラメルの歴史を知ると、それはそれで
「食べちゃダメ!」って言いづらい部分も出てくるんですよね。
日本では1899年、森永太一郎が初めてキャラメルを売り出しました。
しかし、日本は高温多湿ですぐ溶けてしまうため、ワックス紙で包むようにしたり、
日本人向けに味を変えたり箱を工夫するなど紆余曲折を経て、
1914年の大正博覧会で大ヒットに至り、ついに世に広まりました。
以後、現在まで長く愛され続けているのがこのキャラメル。
虫歯の観点からはとても危険な食べ物と言えますが、
キャラメルを食べるのであれば、
普段からとにかく歯を清潔に保っておくことが
必要です。
世界的な虫歯予防大家、ペル・アクセルソンは
”Clean teeth never decay”
(きれいな歯は決して虫歯にならない)
と言い切っています。
キャラメルを食べたい方は
ぜひこのアクセルソン博士の言葉を
覚えておいてくださいね!
をお探しの方はこまい歯科までお問い合わせください。
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